私たちは、当社が取り得るすべての手段を用いて、株主や投資家の皆様との良好な関係を維持し、企業価値および株式価値の向上に向けた努力を継続してまいります。その上で、すべてのステークホルダーの皆様に対して、引き続きご理解とご支援をお願い申し上げます。以下は、決算説明会の議事録に於ける、上記質問に対する回答部分に基づく記載となりますが、幅広く周知させて頂く観点で、こちらの月次FAQでも記載させて頂きます。
GENDAは、M&A企業として一定の戦略の型を確立し、このサイクルを未来へ向けて実行する新たな成長フェーズに入ったことを背景に、それを最速で執行する観点で最も適切な経営体制へと変更することを決定いたしました。
その結果、次の株主総会を以て、申真衣は代表取締役社長を退任し、後任は共同創業者である片岡が引き継ぎ、同時に、現取締役CFOの渡邊と、現取締役CSOの羽原を常務取締役として登用することといたしました。
代表取締役の申は、持続的な成長と企業価値の向上を図るためには、組織の硬直化を避け、経営体制に新陳代謝が必要と認識しており、かねてより、長期的な視点に立ち、組織の発展のために適切なタイミングで経営の移行を進めることが重要であると考えておりました。
2023年7月の上場から3期目がスタートするにあたり、M&Aのパイプラインは金額ベースで過去最大規模となっており、変わらない戦略のもとで、更なる成長が見込まれる中、リーダーシップの変更は事業が堅調なときにこそ行うべきと信じておりました。
事業環境・業績ともに非常に好調な中、このタイミングで共同創業者の片岡へ社長交代をし、また、片岡に準じて全社をリードしGENDAの成長を牽引してきた渡邊と羽原へバトンを託し、申は一取締役として後方支援の立場から経営をサポートする決断をいたしました。
片岡が代表取締役社長となる新体制のもと、改めて、本気で2040年までに世界一のエンタメ企業となることを目指します。
この世界一のエンターテイメント企業の定義は、売上高、EBITDA、時価総額、その全指標に於いて、エンタメ業界で世界一となることを目指しています。
GENDAは、オーガニック成長、M&A成長共に、非常に良い形で7期目を終えることができました。エンタメが地続きであり、単独での企業経営より同一グループ経営の方がシナジーにより業績成長するというエンタメのコングロマリット・プレミアムを体現できていると考えています。
また、エンタメ業界は、人間の余暇時間の増加に伴って成長し、その中で日本が世界に誇るアニメIP文化がグローバルに根付いています。
今後、日本の多くのエンタメ企業は日本国内で戦うのではなく、同じ方向を向いて一丸となり、世界へ羽ばたいていきます。
GENDAは今、その架け橋であるプラットフォームをロールアップM&Aによって担っていますが、中長期的にはIP分野も含め、日本を代表するエンタメ企業となり、最終的には、日本発の世界一のエンタメ企業となることを本気で目指しています。 2040年まであと15年、世界中の人々の人生をより楽しくするため、全身全霊で頑張ってまいりますので、どうか長い目でお付き合い頂ければと存じます。