金利上昇に伴う金利負担増加はどう考えているか?

弊社は変動金利建てでの借入を選好しているため、金利上昇に伴う影響はございますが、足元の国内の借入コストは引き続き十分に低い水準であるため、本業への影響は軽微であると考えております。

具体的な例として、現実的には考えにくいものの、仮に当社の調達金利が突然+1%上昇した場合を考えてみます。

NEN及び音通がクロージングすると、当社の有利子負債は約500億円となりますが、その1%分の5億円 が追加コストとなる計算です。この5億円という追加コストは、当社のEBITDA通期予想130億円に対して占める割合としては3.8%に留まるため、当社のキャッシュフローへの影響は軽微であると考えています。また、前述の有利子負債1,050億円及びEBITDA 290億円で同様のケースとなった場合でも、同3.6%に留まります。

またこれは、借入を全て変動金利で行っている場合の試算ですが、実際には固定金利での借入も存在しており、実際の影響額は更に小さくなります。

このような試算にもとづき、M&Aでの成長戦略を掲げ、前年同期比でEBITDA成長率が60%となる計画を有する当社では、金利上昇に伴う金利負担増加の影響は、国内の借入コストが依然として十分低い水準であるため、影響が軽微であるものと考えています。

Tag: 2024年8月5日